ニット生産の技術

編み立て

全自動横編機が計41台
日本一、世界でも有数の生産体制

米富繊維の特徴、それは3ゲージ7台/5ゲージ11台となるローゲージ主体の生産キャパシティーを有すること。また開発スタッフが制作する付加価値の高いテキスタイルは、複雑なプログラムによるもの。こうして複雑なサンプルを修正しながら進める編地の開発と同時並行して量産できる体制が、米富繊維が誇る生産力となっている。

縫製 ・パターンメイキング

見えないところに、
どこまで手を加えられるか

業界でいち早く欧州を視察した際、各地でニット製品の手触りや着心地をたしかめた創業者の大江良一は「見えないところにまで誠意がこもり手抜きがない、感嘆するしかない」と述懐している。そして、ニットの弛みと伸縮性を考慮したパターンメイキングと、新たに取り組む裁断と縫製。裏側まで丁寧に。心血を注ぎ完成度を高める。

_ファーストサンプルがすべて。完成度と感性度を、若い人ももっと感じて_

身体は四角くないよね、身体は丸い。そこをどうするか? やっぱり型紙をいっぱい作って、完成品をよく見ること。形とパターンを見れば、「こっちの方がいいよ」っていうのがよくわかるから。若い人にはそれを経験して欲しい。自分で答えを見つけて欲しい。私自身は布帛に近いニットが好き。あんまり普通のセーターを着ることはないかな。

鈴木智子(勤続30年/企画/チーフパタンナー)

_縫製は正確にキレイに、スピード重視で。「コツ」は、ちょっとした手加減_

仕事は失敗して覚えていくもの。これまでの経験があるからキレイに縫える。縫製は本縫いミシン、ロックミシン、リンキングミシンを使い分けて、それからヘムのかがり縫いまで。裁断はドキドキしながら慎重に、なるべくスピードを落とさないように。女性の多い部署で、活気があって明るい雰囲気です。

佐藤妙子(勤続15年/縫製/縫製オペレーター)

成型・リンキング

何度も何度も打ち合わせ、
一目一目を追う確かな目と手

ハイゲージになるとリンキングでループの細密な一目一目を指すことはなかなか手強く、他方ローゲージでは編目が大きく成型するのはほとほと困難な作業に。社内/外部の協力工場を含め若手の育成に注力しながら、数値化できないノウハウの蓄積を共有し、一般的には手をこまねくような煩雑な工程に独自に取り組んでいる。

_セーター愛が米富愛。好きだからこそ、なんでも乗り越えてこられた_

町中でもすぐニットに目がいっちゃうくらい、とにかくニットが好き。バストから上が収まっているニットはすごくキレイ。大切に手洗いして、十何年前に買ったセーターを今でもよく着てくるよ。今は色々なデザインの注文がくるからすごく楽しい。いろんな素材に触れることができるし、色々な糸でセーターが作れて、思わず嬉しくなってきちゃう。

中嶋トシ子(勤続26年/企画/成型・リンキング)